変わったロゴマークは、このHPでも説明しているように、人と組織と時(世代)がつながって創造性と知恵を生み出すようすを表しています。
なぜ、こんなロゴマークにしたか?
それは、私が『伝紋®(でんもん)』を体験したからです。

で・ん・も・ん?
『伝紋®』は、『伝紋®』を作る場=「伝紋WS®(注1)」と呼ばれる場を通じてデザイナーの卵たちが創ります。
家紋が自分の家系や家族を伝える紋であるとすれば、『伝紋®』は「今の自分」を表し、「伝」えるためのパーソナルな『紋』と定義されています。
それは、自分の成長や変化とともに変わることもあります。
私は「伝紋WS®」でWさんという学生とペアになり、自分について語りました。
それを聞いたWさんが私の『伝紋®』を作ります。
他人から見える自分と、自分が思っている自分が「かたちのちがい」として浮かび上がってきます。
Wさんは私を『繋ぐ人』と表現しました。
それは、私にとって全く新しい自己認識だったと同時に、「そう言えば」と思うこともありました。
私は、人懐っこい方ではないけど、友人同士が繋がるのが好きです。
好きなお店どうしが繋がるのが好きです。
会社と会社が繋がって何か新しいモノが生まれるのを見るのが好きです。
それを意識してやったことなく、それが心地よかったからそんなふうに行動してきたと思います。

その時、2つのデザインを見せてもらいました。
1つはお酒好きの私のためにカクテルグラスをデザインしたもの、もう1つはこのデザインです。
私はカクテルグラスの方がクールだと思っていたのですが、Wさんの言葉が何か引っかかって結局自分の『伝紋®』はこれにしました。

 会社を設立する時、ロゴをどうしようと考えた時、自分の『伝紋®』が頭に浮かびました。そしてWさんにお願いすることにしました。
「伝紋WS®」は、デザイナーの卵や美術学校に通う学生支援の場でもあります。
才能はあっても、うまく伝える事ができない彼らのため、コミュニケーションの訓練の場を提供し、それを形にするのです。
『若いデザイナーにとって、クライアントさんと実際にお話ししながら、『伝紋®』を作るという経験は、デザイン力だけでなく、そのベースになるクライアントのニーズを聞き取り、理解するコミュニケーション能力を鍛える場になっています。』と『伝紋®』および「伝紋WS®」の考案者である西道広美氏(株式会社伝耕 代表取締役)は述べています。(http://www.denko-corp.com/denmon/02/)
Wさんは最初お会いした時は、線が細い、少し頼りない感じの方でした。
でも、デザインには誰より情熱を持っていて、そのデザインには彼女の個性が現れていました。
Wさんに意向を伝えると、とても喜んでくれました。

最初はすぐできると思っていたのですが、Wさんとは何回か打ち合わせを重ねました。
そして、彼女は打合せごとに、強く、逞しく、しなやかに変化しました。
彼女の変化は本当に感動的で、最後にお会いした時は、元々の繊細さを持ちつつも、眼差しが輝く、目力のある女性を感じました。

 会社のコンセプトや理念はぼんやりと私の中になったのですが、それをWさんに伝え、少しずつ、ロゴが形になって行きました。
それと同時に、私の心の中も整理され、ぼんやりしていたものがクリアになりました。

人と組織と時(世代)が繋がり、創造性と知恵を生む、でも中心は「人」という、ややこしい私の思いをシンプルでキュートなロゴにしてもらいました。

「伝紋WS®」は『紋の使い手と作り手が、発信力を高める特別な「磁場」』とのこと。まさに磁場に引き寄せられ、思いが形になり、発信することができました。

『伝紋®』にご興味のある方はこちらをご覧ください。
http://www.denko-corp.com/denmon/02/

 (注1)『伝紋®』を考案した株式会社伝耕がプロデュースする、『伝紋®』をつくるためのワークショッププログラム