この会社では、企業理念に基づき管理職に求められる期待役割を『さらなる組織の『変革』『挑戦』のため、行動を起こす!』ことと位置付けました。

それに基づいて、行動の基本原理を ① 他者との協働すること(巻き込み)、② 二者択一ではない柔軟な考え方で変化をリードすることと落とし込みました。

 

管理職が自社のSWOT分析を行い、一段高い視点で会社の発展のために何が課題でそれに対して何ができるのか考えました。

 

課題も行動計画も大きな事を取り上げるのではなく、先ずSmall Stepから取り組んで頂きました。

Small Stepの積み重ね、その成功体験が、やがて本丸の大玉課題に取り組むのに必ず役に立つからです。

 

今回は、会社の中で同じ営業でもお互いに何をやっているか分からない、お互いを知ることで協力できること、新しい展開が生まれるのではないかという課題認識から、行動を起こしたグループの取り組みを紹介します。

 

この時期、昨年度の総括、新年度の方針説明などどの企業でも行っていると思いますが、形骸化していませんか? このグループはそこにメスを入れることにしました。

 

折角、全社員が集まるのだから、前日に営業職社員が、今自分たちがやっていることを発表して意見を交換するワールド・カフェを行うことにしたのです。これには、新入社員、彼らの上司にあたる部長職のオブザーブ参加もありました。

 

やってみると、やはり知らないもんですね

・扱っている製品の市場が縮小している

・取引先が自治体の場合、予算は3月に決められるが、こちらの価格改定のタイミングは4月、どう交渉するか

・こんな製品を当社は作ってたの???

・製品が現場でどう使われているか分かった(技術担当者)

・どの部署がどんな仕事をしているのか分かったなどなど

 

改めて知ったこと、また、この情報共有を活かして何ができるかなどを、ざっくばらんな雰囲気で語り合いました。

 

また、翌日の全社の会議でも、ワークショップに参加した8グループが現在どんな取り組みをしているのか、プレゼンしました。

 

まだ、途中経過報告ですが、どのグループも自分たちの仕事もあるなか、会社をさらに良くするには、発展させるには何ができるか、熱いプレゼンでした。

 

グループ活動は、メンバーの熱さも異なり一人で取り組むより遥かに難易度が高い。でも、そこでメンバーや周囲をどう巻き込めるか(他者との協働)は管理職に求められる一つの能力です。

 

また、組織は動的均衡を保とうとする力が強く働きますが、それをどうやって柔軟な思考で突き崩すか、これも変化に対応するリーダーに求められる能力です。

 

素晴らしいことを求めているのではない、できなければできないことをしっかり内省しようと進めてきました、今回の発表は想定を大きく超えた内容で、ここで改めて、人と組織の可能性の大きさに心が打たれました。

 

最終段階で、どのような状況になるかとても楽しみであると同時に、この仕事の醍醐味を感じました。