中日新聞から中小企業の子連れ出勤について意見を求められました。

http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2018022602000002.html

取材でお話ししたことの十分の一もありませんが、エッセンスは伝えて頂いています。

子連れ出勤については、中小企業は親和性があると思います。

事実、少し古いデータですが、個人商店を含む中小企業の子連れ出勤率は2005年で10%を超えます。

その理由は次の3つです。

・トップメッセージの影響力が大きい、トップが決めれば実効性が高い

・元々家族的な雰囲気で、女性は一般職、総合職の区別なく、実質的な戦力と見なされている

・柔軟性がある、大企業と異なりガチガチの企業統治、縦割り意識がない

また、中小企業が子連れ出勤に取り組むメリットとしては

・子連れ出勤はコストパフォーマンスが良い、特別なコストがかからない

・多様性への理解が広がる、これは今後介護を抱える社員が出たり、外国人を採用するようになった時などストレスなく対応できるようになる第一歩です。

・企業のイメージアップにより確実に優秀な人材が確保できるといった点があげられます。

子育てのため仕事を辞める女性がまだ多く、そういった女性が次に働こうと思ったときは、様々な制約から通勤圏30分以内の中小企業を選ぶというデータあります。その時、子連れ出勤ができる職場であれば、女性側にも保育園を探したり、急な病気などの際の段取りを考えたりする手間は軽くなります。

課題はここにも書かれていますが、評価です。生産性で評価するというと一言で済んでしまいますが、これが難しいと思います。

10数年前私が責任者をしていたコールセンターでは、子連れ出勤ではありませんでしたが、子育て中のスーパーバイザーがいました。保育園からの呼び出しの度、同僚が気持ちよく彼女を送り出し、成長した子どもさんがコールセンダーを訪ねてきた時、同僚は『この子は、私たちみんなが育てたようなもんだね。』と言ったのが印象的でした。

少しでも多くの方が、自分の子どもでなくても子どもの成長の一端を担えたと思うことが、より受容性の高い社会を築くと思います。