今、話題のティール組織。

先日、一宮市の有限会社ティー・カード商会という印刷会社の見学に行きました。http://tcard-co.jp/company.html

この会社は、食品包装の袋に賞味期限、原材料、生産地など様々な情報を印刷するというニッチなスキルを持つ会社です。

こういった情報は袋に後からシールを貼るという方法もありますが、これだと比較的簡単に偽装ができてしまう。印刷であれば、その心配はかなり少なくなるというセキュリティー上の要件も満たします。

30代から73歳までの8名のパート従業員が勤務していますが、この会社では、この8名がシフト管理、欠勤があった場合の補充、毎月の給与の調整、品質管理、トラブル対応といったことを自分たちで行ってしまうある意味ティール組織です。

私は、この話を聞いたとき、是非現場に行ってみたいと思い見学に至ったのですが、小さな工場で働く人たちに会ってなにより響いたのは彼女たちの底抜けの笑顔、充実感、幸福感を語る姿勢でした。

『あっ、これは本物かもしれない』と直感するものがありました。

シフト管理表はエクセルで作成され、これは73歳の女性が作成、管理しています。

狭い職場なので、常に申し送りや気づき事項は直接話をして連携しています。ミーティングは月に1回1時間のランチミーティングだけ。パートなのに、印刷をするだけじゃないこのやり方に戸惑いを感じる方は辞めて行くそうです。

また、ニッチなスキルを持つ会社なので、この地域での需要が高く受注には困らないという状況ですが、業務量の調整も彼女たちが行い、必要であれば社長がシフトに入ります。

社長の光嵜氏は、ティール組織なんて知らないし、いつの間にかこんなふうになっていたとおっしゃいます。お話を聞いていると彼の技術に対する自信の外に、柔軟性、素直さといったものが伝わってきます。中小企業と一口には言えない独自の進化をする組織に出会いました。