ハタモク(働く目的)ワーク。

入社2~5年目の社員を対象としたキャリア・デザインの入門編。

最初、新入社員を対象としてこれを行った時、ワークやディスカッションが全く進まなかった。

このワークは、先ず、自分が経験した来たことの意味を考えてもらう導入部分から始まるが、おそらく多くの新入社員は経験に対する意味付けと言う作業がピンと来ないのと、経験そのものが”薄い”、なんとなくアルバイトもサークルも流してきた学生生活だったからだろう。

しかし、会社や組織で働きだすと、いろいろな経験が一人ひとりエッジが立ってきて、特に『辛かった経験は?』という質問に対しては、盛り上がる。そこから何故、そういった状況になったか、何故乗り越えることができたか、外の原因(自分以外に起因するもの)と内の原因(自分に起因するもの)から考える。そして、その経験前後の自分の変化を書き留める。

その後、原田教育研究所の原田隆史氏が提唱する4つの視点で、働く目的を考える。

https://harada-educate.jp/about/

これを使うと、仕事、プライベート、社会といった人生を考える上での3つの要点が、ごく自然に、混然一体となって浮き上がる。

 

メタファーを用いながら、自然と手が動くようなシートを使って、自分がどうしてこの会社で働いているか、それが自分の人生とどう結びつくかがビジュアル化される。

 

このメソッドは、キャリアを考える前哨戦のようなもので、弊社では、最終的にはクライアント企業の担当者ができるようになるよう勧めている。優れた担当者は、その企業である程度の実績を上げた人であることが多く、その企業に沿って、説得力のあるファシリテーションができるからだ。

 

企業や組織は、新入社員研修が終わると、2年目、3年目の研修が始まるところが多い。今回、何社かでこれを行い、そのほとんどを担当者がファシリテーションしたが、手ごたえのある内容となった。

ハタモクワーク、関心のある方はお問合せ下さい。